『ルパン&次元』

 ここしばらく、どんよりした天気が続いていたが、今日はスッキリとした気持ちのよい青空が帰ってきた。ベランダから手が届きそうな電線には緑色の野鳥がツガイでひなたぼっこ。春を待ちきれない恋人同士のように空の上でイチャついていた。
 事務所に向かう道すがら、246の大通りに真っ黄色のクラシックタイプのオープンカーに乗ったルパンと次元大介を発見! ルパンはグリーンのジャケットに黒シャツ&黄色のタイ、次元はブラックスーツに中折れ帽にザンバラボブ、あごひげとしゃくれたアゴまでクリソツだ。
 写真撮らせて!のリクエストに「オッケ〜、よっろしくね〜え!」とルパン氏。春日部ナンバーも神々しく、こんな小春日和は東京で勝負してやろーと駈けて来たのだろう。
 んーん素晴らし、そして気持ちいい瞬間だった。
 今度こそ、ほんとーの春ですな。



『忘れ喰い』

 実は先週、たまらなく悲しい出来事がありすごく落ち込んだ。なんとか復活せねばと思って週末はヤケ食いならぬ”忘れ喰い”に走った。人間、腹いっぱい喰らうと余計なことは考えなくなるというか、なんにも考えられなくなることをあらためて知るとともに、たまには思いっきり食うとか、逆に思いっきり食わないとかいうのもアリだと思った。
 人の日常にそれほど究極なんてものはなくて、それを睡眠時間で実戦しようとすると弊害が大き過ぎて困るけど、食った食わないならばそこそこ気分転換に効くのである。しかも手頃な反省感もやってきて、自分を正そうという方面に精神が働くのだ。
 とはいえ、ムチャ喰いのメニューが「新玉ねぎのバルサミコソースサラダ」と「冷や奴」と「オクラ長芋納豆」と「トマトサラダ」と「鶏ムネ肉のワインに煮込み」と「大根とニンジンと里芋の煮付け」と「アスパラベーコン」と「オニオングラタンスープ」というかなりヘルシーなメニューで構成されているところが弱気というか歳というか…、すでに食う時点でかなりカロリー計算されているところがつまらない。これでカルビ2kgとかいっちゃえばきっと違う境地へと行けるのだろうけど…
 やっぱちっちゃいな、おれ。



『カレーうどん』

 芝浦のロケハン帰り、軽メシでもということになり、ほど近い築地に行った。通常なら海鮮丼方面にいくところだが、フグ(海鮮ではなくウチの優秀なスタッフのアダ名)が、抜群のカレーうどんありますよと発したので早速カメラマンと3人でレッツゴー!
 築地「虎杖」おそるべし。見事なまでの鰹だし&しこしこ麺&豚バラ。久々に、出逢えた感満載の味覚。カレーうどんとはいうものの、スープカレーの中にうどん投入したという感じもアリのさっぱり味。
 あのロケーションゆえの女子狙いか…ギャップが逆に心躍るんだろうな、なんて思ったりしながら絶品の汁をすする。その店はイカしたBar的な要素も存分で、確実に銀座方面からOLが流れてくることまちがいなし。あーいう店で勝負に出る若手リーマンも多いことだろう。来週、兄貴が上京するので行くことにしよう。いいムードになりそうなカップルの横で、思いっきり方言でしゃべったろ。
 



『ダルのオープン戦』

 ダルビッシュがオープン戦2戦目で制球が定まらずに打たれちゃったみたいだな。いいんじゃないかな、今のうちにウミだしとくのも。マウンドも違えばストライクゾーンも違うんだし、今まで通りにいくはずがない。完璧に抑えるよりも、打たれたり駆け引きの中でフィアボール出したり、バッター有利のカウントにされながら痛打されるのは意味のあることだ。
 サッカーなんかと違って、野球の、特にピッチャーは、なんだかんだ言っても個人競技に近く個の能力差がそのまま成績に繋がる。勝ち負けは打線の調子によるけれど、打たれなければ負けないのだから。
 日本のようにじっくりキャンプをやってからオープン戦へというのではなく、キャンプでやることまではオフの間に自分でやっておけ的だから、オープン戦を多く組んで実戦の中でコンディションを作っていくしかないのだ。
 であればウミを出し切ってからシーズンを迎えるべきである。納得の上で打者に打たれる球を織り交ぜてみるのもいいだろう。打たせることで打者の弱点や攻め方も視えてくるものだから。それぐらい広いキャパをもってオープン戦を有効活用してほしいのである。
 打たれる球と打たれない球、打たせる球、いろいろ試せるのは各チームともレギュラーポジション争いの
場となるオープン戦以外にはない。オープン戦では意味のある犠牲をはらうことが賢い選択だ。
 



『渋谷 立ち飲み ハイボール』

 昨晩、体調不良をおして渋谷の立ち飲み屋に行った。場所的に足腰の問題があるので年寄りはいなかったが、俺らぐらいの50を往ったり来たりする人種はそこそこいたなぁ。みなさん1時間もすると完全にくたびれてお会計されていたけど。 
 それにしてもすごい人だった。ほとんどがアベックで3〜4人組がちらほら。あとはスマホと会話したりイヤホン付けて揺れてる若者たち。立ち飲み屋も随分と変わったもんだ。
 ハイボールなんかが復活しちゃったから立ち飲み屋がグッとトレンディーになったんだろうな。ビールだけだと焼き鳥とか奴とか、そっち系の伝統メニューに行きがちだけど、ハイボールは30年の時を越えてシャレて帰って来たもんだから、イベリコ豚だの生ハムだのなんとかのワイン煮込みだの、そっち方面とのジョイントにも一役買っているようだ。いーんです、なんでもアリなのが立ち飲み屋。
 俺のハイボールは昔から角オンリー。高価なウィスキーやバーボンを割るなんてもったいなくて…ときどき中目のマハカラで山崎のハイボール飲むけど、もったいないような気がしてならない。とはいえ、かならず2桁いかせるところが山崎のすごさなんだけど。
 そーいえば30年前、祖師ケ谷大蔵に「池田屋」という居酒屋があってさ、そこは立ち飲み屋じゃないんだけど、気楽な立ち飲み感覚の店だった。東宝の撮影所が近くにあったから売れない役者さんたちがいっぱい来てて、映画や演技について激論交わしてた。
 石原軍団の若い人たちも多くて、「先週犯人役で出てましたよね」なんて言うと、「観てくれたのか、もっと大きな役をやれるようになるから応援してくれよ」とニッコリされて例のハイボールをご馳走してくれるのである。
 名物の豚の角煮。あれは絶品だった。なんかハイボールひとつで短編小説書けそうだな。
 今日も鼻ズルズルだけど、行っちゃおかな。

 




2012/03/25

『ルパン&次元』

2012/03/19

『忘れ喰い』

2012/03/16

『カレーうどん』

2012/03/14

『ダルのオープン戦』

2012/03/13

『渋谷 立ち飲み ハイボール』
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