『夏 もうすこし』

 どしゃ降りの雨のせいで気温が30°を割り、はじめて秋の気配を感じた。震災のせいだろうか、今年に限ってそれぞれの季節の印象は薄い。めちゃめちゃ暑いけど、どっか冷めてる2011。
 桜の頃もそうだった、美しいけれど騒いじゃならん。けれど高校球児たちは遠慮なしに青春のすべてをかけて灼熱のグラウンドを疾走する。数千校が参加した夏の甲子園も残すところ2チームだけ。光星学院が東北勢初の優勝となれば、なでしこジャパン並みの感動巨編となるに違いない。けれど、日大三高は強い。
 明日は腰を据えて決勝戦を観る。野球がイチバンという高校生の姿を見ながら忘れ物を探しにいこう。その前にビールと枝豆は忘れちゃいかん。

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 いつものカフェ  なんかさみし



『新農地改革』

 Facebookにうつつをぬかしてたら4日もNIKKIをサボってしまった。夏休みだったということもあってかパソコンは閉じっぱなしで高校野球と戦争番組を観ながら枝豆つまんでビールごっくんという、何十年も変わらない夏おやじのスタンダードを地でいってしまった。
 東京の夏は変わったな。いや日本の夏そのものが。これじゃ亜熱帯だ。そのうちオランウータンとかニシキヘビとかが繁殖するんじゃないだろうか。とはいえ冬はビシッと寒いからそんなこともないだろうが。
 この不快な季節、なんとかしよう。前にも書いたと思うが国土のコンクリートを4分の1ひっぱがして農地にしよう。近隣住民には申し訳ないが、そういう方には恩恵を何か用意して、国土をあげてこの国の不快指数を下げるのだ。土地は肥え農作物は肥えストレスは軽減し体調は健やかになる。もちろん空気や水も浄化して、自然の恵みにあやかる新神国ニッポンを築くのだ。さすれば農家農業が増え「自給自足」という地に足着けた生き方がスタンダードになる。都市生活者はそのままにしておいて、希望者を募って本格的に農業大国への扉をこじ開けるのだ。
 俺、希望する。パソコンとかいろいろあれば、誰だってそこそこなんとかなりそじゃないすか? 


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 あついぞ にゃーご



『巨匠 坂田栄一郎』

 自分はつねづねヒヨッコだと思うが、それを直に気づかせてくれる人がいる。写真界の巨人、坂田栄一郎さんもそうである。御歳そろそろ70にしてギャルソンの着こなしもなることながら、人の厚みに感服するのである。誰かに対する前向きな思いやり、その思いは写真にも滲み出る。俺のようなガキが言うのもなんだが、人が人を撮るという写真の醍醐味を一枚のプリントで見事に表現されるのである。
 坂田さんは、明るく気さくである。俺のように笑いをとるための明るさではなく、根ごころがおひさまのようにキラキラしている。写真が大好きで、人が大好きで、そのふたつを結びつけることが大好きで…とても輝かれている時間を一緒に過ごさせていただきました。
 恥ずかしながら、お礼に一句。
 「坂田さん 指ほどかれて 美があふれ…」
 走り書きのように書いた筆紙を、そっと財布に忍ばせてくれました。

 せんぱい、俺、すごくうれしかったっす!


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 坂田せんぱいとケイコ•リーと。



『日本代表、美しき勝利』

 昨日の日本代表はすごかった。韓国相手にやりたいサッカーをやっていた。もちろんリスクは伴うが、試さなければ得られない多くの結果をもたらした収穫の多い内容だった。
 ああいう試合を観ると、若い人たちの物怖じしない姿勢というものを学び取ることができる。それを試す勇気だけではなく、準備してしてきたハイレベルな練習量とそれにともなう精神力さへも。常にいくつもの選択肢をもち、瞬時にどれを選択するか。ときにセーフティにときにリスクをおして勝負に出る。いくつものアイディアが重なり合い、より多くの攻撃パターンが誕生するフレキシブルなゲームだった。
 次に繋がる試合とはよく言うが、なによりも勝利することが次へのステップになる。基本的な意識に加え、どう勝つか、勝つためにはどう点を取るか。叩き込まれたいくつもの基本意識が戦術に厚みを加え攻守の転換を相手よりも一瞬早く切り替える。
 この国のサッカーは、なでしこだけではない。そう予感させる美しい試合だった。


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 きどってみました



『となりの高校、甲子園出場』

 地元の隣の高校が甲子園に出た。延長13回に惜しくも敗れたが、すばらしい戦いだった。
 昔は野球部の連中は夏の甲子園予選が終わると髪を伸ばして眉毛を抜いてブカブカのズボンを履いて2ケツで目抜き通りを流して野球部引退キャンペーンを行った。それからソッコー単車の免許とって、パンチパーマがかけられる長さになると、これまたソッコーで大仏様みたいなヘアスタイルにした。
 今は違う。そんなちっさな夏は過ごさない。甲子園への夏が終わったら次の夏を目指す。それぞれの夢の向こうに側にある次の夏。そこには大仏様もブカブカもない。
 そして次の夏に向かって、あらたな素振りとノックが始まる。
 青春って素晴らしい。
 関商工野球部諸君、ほんとに見事な戦いぶりだった。ふるさとに新しい夏をくれてありがとう!

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 なつー




2011/08/19

『夏 もうすこし』

2011/08/17

『新農地改革』

2011/08/12

『巨匠 坂田栄一郎』

2011/08/11

『日本代表、美しき勝利』

2011/08/09

『となりの高校、甲子園出場』
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