『ほんきの日本』

 ラジオからアミューズオールスターズが聴こえる。日本列島、各所、各人、各企画で本気モード炸裂中だ。業界系はもちろんプロモ効果もあるが、そんなこたーどーだっていい。金があるやつは金を出し、知恵があるやつは知恵を出し、顔があるやつは顔を出し、何もないやつは力を出し、力もないやつは声をかけ、声がかれたやつは祈ればいい。
 政治もなにもなっちゃいないが、こんな本気列島はじめてかもしれない。
  
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 事務所のとなり素敵ルーム。気分変えたきゃこちらで打ち合わせ。



『聞いた話』

 ある被災者から聞いた話だが、被災地の方々は、現地に駆けつけてくれた人たちが炊き出しをしてくれるのは涙がでるほど嬉しいけれど、食べ物を配給されるのをじっと待つ身がすごく辛いとも言っていた。
 人間にはいろんな感情がめぐる。震災に遭いとんでもない境遇におかれても、自尊心や人に対する申し訳なさなどが入り交じるのだろう。困ったとこきはお互い様と言うけれど、供給する側とされる側では心に大きな開きがあるのかもしれないし、それを如実に感じるのは圧倒的に供給される側である。
 できれば、わがままを言えるならば、調理道具と食材を提供していただいて、自分たちで炊き出しができれば少しは申し訳なさが軽くなるかもしれない、とも。
 報道されるものだけでは計り知れない被災者の心理。日に日に考えさせられることが増えていくが、それを積み上げて逞しい人になりたい。



『トムさんに遭う』

 ランチ食って三宿の交差点を歩いてたらブラザートムさんに遭った。
 小学校に引っ越したらしいじゃんと聞かれたので、中学ですとお答えした。
 トムさんのライブには(というか、ブラザートムという生き方そのものに)中学生をはじめ、思春期を生きる者たちにはとても必要なものがいっぱい詰まっている。
 人が泣く意味や価値観を、答えではなく感性でわからせてくれる稀代のアーティストである。
 ちなみにトムさん、駒沢公園から歩いてきて、このまま原宿まで歩くのだそうだ。
 距離にして10キロ、1時間半ほどのウォーキング。オーバーオールに半袖Tシャツ。
 「まだ寒いわ、ココさわってみ」。ぶ太い二の腕は冷たかったけど、内側に通う血液は情熱的である。

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 CA4LA新作。涼しい黒ハット。



『よい一日』

 月曜は名古屋で仕事。その晩に(もちろんスナックで)ふるさとの同級生たちに火曜日にやろうとしていることを伝えたら応援してくれたので、火曜日は郡上八幡でいまできることをやってきた。
 あっちは雹(ひょう)が降って川っぺりをなごり雪みたいに白く染めていたが、季節外れの寒さを忘れさせてくれるような嬉しい出会いがいくつもあった。
 郡上八幡なんて聞いたこともないひとたちと名物の鶏ちゃんを囲んだ。それはいろんな人たちにとってのゴングのようでもあった。
 帰りの新幹線は少し満たされた気持ちで寝た。

 郡上が盆踊りで彩られる頃には、はじまるぞ。



『看板犬』

 郡上八幡、吉田屋旅館の看板犬マックス。玄関をくぐり名前を呼ぶと、カウンターに前足を乗せてベロを出し、いちどのれんの奥にもどって自慢のおもちゃを加えて再びカウンターに前足をかける。
 いつもカウンター越しに本気でかまってやるが、その代償としてシャツの袖が2枚イカれた。
 カウンター越しゆえに彼の下半身を拝んだことはない。

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 マックス。




2011/04/21

『ほんきの日本』

2011/04/21

『聞いた話』

2011/04/20

『トムさんに遭う』

2011/04/20

『よい一日』

2011/04/18

『看板犬』
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