『隠れ家』

 友人の某プロダクション社長の隠れ家的会員制Barに招待されたので、どれどれ覗いててみっかと気楽な気持ちで入ったら、そりゃぁもうBar中のBarで、男の中の男的なシブくて重厚な雰囲気にたまげた。迷わずハーパー12年割りのウィスキーコークから扉を開けてしまった。
 友人社長は某名店からオーナーと店長込みという規格外のケータリングを実践して極上の水炊きでもてなしてくれた。通常の会食とはひと味違う隠れ家での晩餐である。大声でヤザワのモノマネやっても誰にも迷惑がかからない珠玉の空間。場所?…教えない。ヒント?…あたえない。
 時計などヤボなものはなし。気がつけば7時間。ウィスキーコーク9杯、焼酎ロック15杯、チェイサー代わりの生ビール4杯。ヤザワ談義3時間、80年代歌謡曲合唱大会2時間。
 つまりサイコー! 場所っ? おしえない。

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某所某地下。かくれが。



『来訪者』

 中目からクルマで5分離れただけなのに珍しい人がいっぱい尋ねてくる。そういうことが引っ越しということなのだろうか。ただ訪れた人が口々に「段ボール屋はじめたの?」とイタイところをついてくる。好きで積み上げてるんじゃねーのと言うのも面倒くさくなってきたので、「意外と段ボールって儲かるんだよ」と言うと案外本気になるから勝った気分になる。
 ついさっきスタイリストのハナちゃんがスタンダードプードルを連れて遊びに来た、というか学校の目の前の世田谷公園に散歩ついでにやってきた。そこそこの公園が近隣にあるというのものどかな雰囲気でよろしい。そのうち事務所は子連れの主婦とかで賑わうのだろうか。何の脈絡もなく知らない親子が遊びに来たとしても問題ないというのがマロンの強みである。ただし親子と言っても母子に限る。ここは声高に言っておく。
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巨大プードルに負けず、ハナちゃんもすごい。



『ねぇマスター』

 三茶、知る人ぞ知る路地裏、スナック「オスカー」。映画とスコッチをこよなく愛するマスターがかれこれ50年三茶の夜を彩る。御歳76歳。マスターの年齢を上回る常連さんも集う。ひと言では言えないが、たまらん店である。
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マスター目線、キマッてます。



『春まだ遠く、けれど…』

 夏は急にやってきて秋は知らず知らずのうちに、冬はドカンとやってくるが、春はジラす。手の届く距離まで歩み寄ってきて、ふっとその場から遠ざかる。まるで恋愛の駆け引きのようだ。
 春にジラされているうちに、季節は花粉症に横恋慕される。しかも花粉症は猛威をふるって季節の感覚など微塵も与えないほどアピールするのだ。この季節、別れや出会いにとっておきの涙を流すはずだったのに、毎日安っぽい涙を流し続けて、心は凹む。
 嗚呼、花粉症さえなかったらこの季節はどれほど輝くことだろう。ジラされ続ける2月最終日、東京世田谷気温5℃。真冬に戻ったのに花粉だけは元気だ。
 落ち込んでいるところにあのひとから素敵な観葉植物が届いた。灰色の空でも、心はラムネ色だ。

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ありがとうございます。



『トゥモロー レセ』

 金曜夜、TOMORROWLAND「SUPER A MARKET」のレセ。スパークリングワイン美味だった。
 レセ好きではないが、中年になってきたのでここ最近はちょこちょこ顔だすことにしている。楽しみは懐かしい顔に会えること。
 出版社のやつは編集部を移動していたりフリーのやつは予想もつかない事業をはじめたりしていて興味深い。ふっくらしたおばちゃんが10年前にトップモデルだったりなんてこともあって、ちょっとした同窓会的な雰囲気もある。中には何十年ぶりに会うやつもいて、大して仲良いわけでもないのにハグしあったりする。なんちゃってギョーカイっぽくてカッコ悪いが、そういう世界の中にずっといるので、別に誰もなんとも言わないから平気、というか、気にも留められてなくて、その流されてる感じもまた都会っぽくて実に大人なのである。
 いつもレセではいろんな人に写真を撮ってもらうが、その場で見せてもらうだけで届けてもらった試しがない。この刹那的な時間がまた大人で都会的でギョーカイなのである。
 素敵なBarだったので、ちょいちょい行くことにする。 

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カフェのデッキより店内をパシャ。




2011/03/03

『隠れ家』

2011/03/02

『来訪者』

2011/02/28

『ねぇマスター』

2011/02/28

『春まだ遠く、けれど…』

2011/02/27

『トゥモロー レセ』
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