『地下鉄』

 雪が降ったので、こりゃヤバイぞとパーカの下に長袖半袖タンクを重ねてその上にダウンを着込んで電車に乗ったのはいいが、駅に着いたら見事に晴れて少し歩いただけで汗だくになった。
 いつまでたっても地下鉄の冷暖房システムはセンスがない。冬はバカ暑く夏はゲキ寒い。外に出れば真逆で3割増で疲れる。それでも都会人は駅から目的地までひたすら歩くことで体温を調整する。夏には地下鉄で冷えきったカラダを、冬にはのぼせた頭を冷気にさらし、心拍数を上昇させながら都会生活のリズムをつくる。
 最近は深夜の最終電車というのも珍しくない。ギューギュー詰めで暑苦しくて、メガネ曇らせたべったりヘアのおっさんが額に汗して酒臭い息ハーハーして、じわじわともたれかかってくる。我慢大会なのか肝試しなのかわからない状況から寒空に放たれた瞬間の空気の美味いことったらもう。
 最終電車に乗るにはこっちも酔っぱらうに限る。
 そして明日もまた8時台のラッシュで幕を明けるのだ。
 


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さてだれでしょう?



『iPhone』

 iPhoneの実力を今更ながら若い連中にティーチングされ、今更ながらに腰を抜かした。かといってアイホンに変えようなんざこれっぽっちも思っちゃいない。むしろらくらくホンに向かうべきだと考えている。
 こんなものを子どもに与えるとろくなことはない。電話もカメラもメールも買い物も恋も覗きも楽勝じゃないか。いくら学校で規則に縛られても、このちっぽけなマシーンは無法地帯だ。
 便利と不便は背中合わせ。なにかが便利になればなにかがダメになる。メールが増えれば会話がなくなりろくに字も書けなくなる。辞書も計算機も要らないから本屋も文房具屋も泣きが入る。そんな本屋も文具屋も主役がPCモノになり、ボタンひとつで風情も消える。マジで昭和が消えるまでカウントダウンに入ったな、と、やや儚さを滲ませつつ、ねずみセンパイのパンチをどうぞ。


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『テスト』

 はじめて写真をアップしてみた。どんなもんか、とりあえずテスト。
 ロスのゴルフ場のリスです。

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『続•冬のサクラ』

 恵比寿駅ビルの千疋屋で某編集者と待ち合わせ。少し遅れたオレを編集者はいちごパフェを食べながら笑顔で迎えてくれた。
 カメラマンとスタイリストを選定し終えると、某編集が切り出した。
 ”『冬のサクラ』、女房と泣きながら観てるよ”。前職(某出版社某女性誌編集部)ではSMAP担当に抜擢された彼だが、今更ながらにクサナギの魅力に取り憑かれてしまったらしい。
 なぜ泣けるか? 『冬』が付くからである。『冬』の次にカタカナがくるからである。『冬の〜』だからである。今や泣けるドラマのベースは、すべて『冬ソナ』にあると言っても過言ではない。そういえばクサナギはハングル語ペラペラである。大相撲や煮え切らない政治で疲弊しきった国民の精神を浄化してくれるのはもはや韓流ドラマしかないのである。
 第4話にして永遠に観ていたい!最終回が来るのが怖い!だけど最後の最後に大号泣したい!と思わせる『冬サク』。寒い冬に心からのぼせてしまう主婦ゴコロに心の底からカムサハムニダである。



『大相撲』

 大相撲がもっとも変えなければならないことは、高校を断念して各界に入る少年達に道徳心を徹底的に育ませることである。中卒でいきなり「ごっつぁん」の世界に足を踏み入れるということが、どれだけ希有で危険で、どれだけ責任を強いられることかということを、徹底的に教育すべきである。
 相撲界には食えない力士が山ほどいる。その力士たちを部屋が食わせる。若い時分は上を見て歯を食いしばるだろうが、年を重ねても食えないままの力士がほとんどだ。そして背負う責任は関取と同じ。それが国技の重さである。
 ごっっつぁん体質の力士たちが日常を変えるために安易な手段を選んだ。八百長を犯した力士が悪いに違いないが、そもそも相撲界の在り方そのもの、相撲界と実社会の違いを国民に伝え、根底から見直さなければならない時がきたのではないか。
 理事長は”ウミを完全に出し切るまでは、おそらく土俵上で相撲をお見せすることはできないと考えている”と述べた。悪いのは3力士だけか? 協会が本当にウミを出し切ったとき、いったいどれだけの力士と協会員が残れるのだろう。ひょっとしたら過去の輝かしい記録さえも抹消となることもあるかもしれないが、それさへも怖れぬ毅然とした姿勢で大鉈をふるって欲しい。
 この期に及び、それができないならば、もはや相撲は国技でも神技でもない。
 
 




2011/02/09

『地下鉄』

2011/02/08

『iPhone』

2011/02/08

『テスト』

2011/02/07

『続•冬のサクラ』

2011/02/07

『大相撲』
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