『祭りだわっしょい!』

 原稿が溜まっていて一日中パソコンとにらめっこしていたら疲れてきたので、お囃子の音に誘われて近所の神社の祭りに行って来た。
 いつも思うが、こういう場面では外国人がいちばんはしゃぐ。ハッピ着てハチマキ巻いてふんどし締めて足袋はいて神輿かつぐなんていう風習、世界中どこにもないだろうからね。軒を連ねる屋台もまた風情だし。調子に乗って神輿かつぎに参加する外人も多いが、力任せに担ぎ上げるから周りと調子が合わなくて怒鳴られることも多々アリ。それでも最後は”よくやった”と肩を叩かれて一緒に乾杯しなんかして微笑ましく思うのである。きっとそういう人が原宿で『一番』と書いたTシャツを購入するのだろう。
 15人編成で和太鼓を連打する出し物があったが、技術的なことはともかく血が騒ぐのはやはり日本人だからだろう。なんか「やれそう」な気になったり「強そう」な気になったり、打楽器ひとつで心躍るなんて原始的でいいじゃないの。もちろんすぐ現実にかえって「やれなさそう」になるけど。


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『ORGAN フレンチの最前線へ』

 ちょっと前の話だが、フレンチレストランウィークというイベントにORGANのミーちゃんがシェフとして選出され、渋谷の「ラ•ブランシュ」の料理長、田代さんのサポートのもと腕を振るった。彼女が参加したのはわずか3日間だったが、連日予約の嵐となり、なんとかランチに滑り込んだ。
 フランス料理の事をあれこれ言える立場ではないが、味はもとより、いろんなものを満たしてくれるすばらしいテーブルショーだった。
 そもそも鶏メインの炭火焼きダイニングがどうフレンチと対峙するのか不安だったが、フタを開けてみれば心配した分だけ落差となり楽しみが倍増した。
 震災、原発事故から7ヶ月が経ち、いまだ問題山積の福島人たちが、こうして新しいステージにチャレンジする姿は美しい。お世話になっている郡上の人たちにも更なる活躍を期待したい。
 田代シェフには本当にお世話になった。「同じ福島県人だから、気楽にやろう!」という言葉が忘れられない。彼女にとってもORGANにとっても素晴らしい経験だったことだろう。
 
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 田代シェフとミーちゃんと



『修行の秋』

 秋深まり、スポーツとか食欲とか読書とか…気持ちの行き先はいろいろあるけれど、修行の秋というのはどうだろうか。2011年のこれまでの300日あまりを振り返り、自堕落なことも多かった。人に不快な思いや迷惑をかけたこともある。それを水に流すとかお灸を据えるという意味ではなく、山にでも籠ってとにかく自分を見つめ直したい、と思うのだ。 
 高野山がいい。知り合いの僧侶がたくさんいるということ自体が煩悩みたいなものだが、そのあたりはやっぱドアウェーよりややホーム的な方が。いきなりチベット行くぞなんていう気概もないし…
 ひとり旅は苦手だが、静かなところで穏やかな時間の中に身を置きたいのだ。もちろん酒なし、精進料理オンリー、お経も唱えれば写経もするし瞑想もスクワットも雑巾掛けもやる。
 そこまで気合いがあるんなら日常生活でやれば? いやいや、それが山のチカラなのだ。って言い訳?


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『おひさま』

 連続テレビ小説「おひさま」が終わった。半年間、無遅刻無欠席で観たせいか寂しさでいっぱいである。物語の中に身を投じることは、テレビ側にしてみればいいお客さんであるが、今回に限っては存分にいいお客さんになってやろうと思った。
 真央ちゃん演じる「陽子」の女一代記。架空の人物の人生に自分を重ねることなど馬鹿馬鹿しいと思いつつも、思いに背いて日々思いは深まっていった。たった15分の間に予想もしなかった感情が込みあげてきて、いつしか僕はドラマの中の隅っこにいた。
 今日のストーリーに心揺さぶられ、明日はどうなるんだろうという不安と期待に包まれながら、朝8時の儀式を終了する。不思議なもので半年間も続けて観ると、8時15分を迎えると同時に深呼吸してカラダの隅々にまで酸素を届け、”さて、今日も!”という気分になる。7時に起床するときとは違う、清涼感に満たされた深呼吸である。これを「おひさま効果」というのだろうか。
 真央ちゃんの演技力には感心した。演技というものの上手い下手はわからないが、物語を牽引する能力、存在感、観る者の気持ちに寄り添う日常性などに惹きこまれ、国民の多くがおひさま中毒となり「おひさま」は朝の儀式になった。
 震災が起きた直後の放送に、真央ちゃんも思うことがたくさんあっただろうけど、終わってみれば、こんな年であればこそ「おひさま」はなによりの応援歌になったのではないだろうか。
 いち視聴者として、素晴らしい番組を届けてくれた「おひさま」に関わるすべてのかたに、心よりお礼を申し上げたい。 

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『路地裏にて』

 もう一日だけ沖縄追加。これはなんてことない首里城近くの路地裏。タモさんじゃないけど、旅に出るとあてもない場所をブラりする。タモさんというより「ちい散歩」かな?
 路地裏を見つけるとつい足を止めてしまう。これほど人々の暮らしを感じられる場所はない。
 それにしても南国の路地裏は美しい。陽があたらない日ても草木が輝いている。路地裏の難点は、路が狭過ぎるため立ち止まっていると迷子か不審人物に思われることだが、そういうときはデジカメを空に向ければなんとなくスルーできる。いろんな知恵を身につけて俺も今日まで生きてきたのだ。

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 しばらく佇んでいたい路地裏




2011/10/17

『祭りだわっしょい!』

2011/10/15

『ORGAN フレンチの最前線へ』

2011/10/12

『修行の秋』

2011/10/10

『おひさま』

2011/10/09

『路地裏にて』
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