『著者の心境』

 世田谷ものづくり学校に入居して7ヶ月になる。入った途端に震災に遭い、多難な船出となったが、それでも入居して良かったと思えることがたくさんある。住み慣れた中目黒を引き払うことにちょっとロンリーな気持ちになったけど、住めば都の精神は理解していたので、今ではあたりまえのように学校の住人になっている。
 マロンの仕事とは別に、ものづくり学校の仕事もちょこちょこするうちに、本当に大人の学校ができればいいなと思いながら毎日を過ごしている。
 遠い離島の仕事なんか、ちょっと前までは検討もつかなかったことだけど、やってみれば楽しいことはいっぱいある。どれもが発見で、けれども自分から見つけに行かなければわからないものばかり。それは浜辺の貝殻の下に隠れていたり、月と雲が交差する時に去来するものだったり、意味の分からない方言の中に隠れていたり。まさに人生は、いや、仕事も旅なんだなと実感する。
 残暑というよりは二度目の夏がやって来たようだが、半袖でいるうちに、もうひと頑張りして、快適な秋を迎えたいもんだ。
 
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 学校のエントランス 涼し気(に見えるだけ)



『記念写真。でもさ…』

 知り合いの幼稚園の園長先生は、父兄が児童の写真を撮ることを嫌う。せっかくお子さんが伸び伸びしているところを肉眼で視ないのはもったいない、という理由らしい。すれはそれで理にかなってる。
 じゃ、思い出はどうするのと聞きくと、場面を思い出して、”あのときはこーだったね”と語るのが一番と仰る。これだけデジカメが流通するようになったのに、写真は要なしか…
 タチの悪い小学校なんかは、父兄はカメラ持ち込み禁止にして、同行したカメラマン(パターン的に学校ゆかりの写真屋さんが多い)が一枚100円ぐらいで生徒に売りさばく。ご時世的にデジカメさえあればプリントしても1枚5〜6円ぐらいであがるだろうに、こういうのを思い出商売というのだろうか。
 ずっと何十年も前から思っていたのだが、クラスの集合写真的な大判サイズが500円も1000円もするのはどうかと思うけど、このNIKKI、写真屋さんが見たら怒るかな?

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 せみ とれたよー (網は海用ですが)



『旅の醍醐味』

 旅の魅力は人。それまでまったく興味も関心もなかった場所が、人との出会いにより激変する。
 さっきまで見過ごしていた景色が美しく視えたり、汽笛の音に遠い想い出を重ねたり、すべてその場所にいる人が変える。島の人たちは、気さくで朗らかで熱意に満ちていて、そしてすこしだけおせっかい。全力で島の魅力を伝達しようとする姿に、ほろりとくる。
 豪華なホテルに泊まると得した気分になるが、海辺の砂でざらついた民宿も捨てがたい。朝7時には広間に和食が並んでいて、鮭の塩加減がバツグンときたもんだ。生たまごと明太子とかぼちゃの煮付けを少々、みそ汁の中には海の幸がおしくらまんじゅうしている。そして塩昆布と大根の浅漬け。
 見渡せば、俺と手塚さん以外ほぼ20代。平均年齢を上げるためにそこに座っているわけではないが、おっさんも負けじとおかわりクンの3杯メシを喰らうのである。
 しばらくロケハンして12時のサイレンを待たずに定食屋へ。ここでもまた3杯メシがおじさんたちに手招きしている。メシ食い終えてひと言、「夕飯はなに食おかなぁ」
 …ふむふむと気づく。メシの美味さもやはり人が誘導するのだ、と。
 人とはまるで、料理のダシのようだ。
 

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 夕方 イカ釣り漁船



『おいしすぎる recetteの@食パン』

 ディープなディナーの翌日は、さらさらっとお茶漬けかサラダだけと決めてたが、recetteの食パンに巡り会ってから状況が変わった。おまけに「パン」についての人生観まで変えてくれた。あまり人には影響されないが、パンにはまんまとやられた。
 満足感と優越感と自慢してやりたい感が絶妙の割合でブレンドされたrecetteの「@食パン」。1.6センチにスライスして軽ぅくキツネ色がはいったところで無塩バターをグワシッ! チーズみたくやや歯ごたえを残しながらのトースト&バターでありんす。調子こいてもーいち枚ってときには、マロンシロップをバターの上にぽとり。
 昨日ぐだぐだになったことも、知らないうちにつくった青アザもふっ飛ぶ至福の一瞬が、懺悔の朝を希望に変える。大人気商品につき同じ屋根の下ながら入手困難であるが、めげずにエントリーしまくるのである。
 朗報として、毎週土曜日に「@食パン」の弟分っていうか妹っていうか、「世田谷ものづくり学校のうれしい朝食パン」が学校のエントランスで限定販売されるので、なので俺は、そこ(も)狙う!
 清水圭さん、よほど惚れ込んだらしく、ブログで熱く語りまくっているのである。

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 パン屋のみなさんと 後ろに50歳の芸人さん



『さらば焼き肉』

 昨日、焼き肉食いに行ったけど、ほんと食えなくなった。老化現象として走れなくなるとか、疲れやすくなるとかあるけど、食えなくなるというのはかなり落ち込む。10年前までは焼き肉屋をハシゴしたこともあったのに、今では扉の前に立つだけで弱気になる。今日は食うぞと意気込んでも、ミノとタン塩とハラミをちびっと食えばもうお疲れさんで、ぐだぐだとナムル&キムチでフェイドアウト…
 俺の焼き肉人生、そろそろジエンドかなぁ。ちっともムラムラこない。ついでに飲んだあと〆のラーメンもギブアップ。以上、加齢による弱気発言の部、おしまい。

 一方、鶏に関してはかなりアグレッシブになってきた。刺身からスープ、串、焼、ステーキ、鶏のひつまぶし丼までフルコースでイケますな。みんなでつくったORGANも食材を福島から郡上に代えて、鶏づくしのコリャケッコーで胃袋関係もガゼン調子いいのである。
 そろそろORGANのシェフのみーちゃんが、青山の名店「ラブランシュ」で腕を振るう日が近づいてきた。10月4、6、7日の3日間、フレンチの名店がORGAN色に染まるわけです。
 待ちきれないのでちょっとNIKKIに書いてみた。
 
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 奥美濃の古地鶏炭火ステーキ でーれーうめーでかん




2011/09/18

『著者の心境』

2011/09/16

『記念写真。でもさ…』

2011/09/15

『旅の醍醐味』

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『おいしすぎる recetteの@食パン』

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『さらば焼き肉』
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