GW

GW、実家に帰った。

私や姉が実家に帰ってきて、また家を離れるとき、祖母は毎回泣く。

祖母はとても心配性で、そして涙もろい。

今回は二回も泣いた。

「琉生(甥)やメグ(私)が幸せになればいい・・」と言って泣いた。

祖母は毎回、涙をこらえてほんとうにつらそうな顔をして泣く。

私はそのたびに、目がジーンとなって胸が熱くなる。

祖母が元気なうちにもっとばあちゃん孝行をせないかんな・・・と毎回思う。



『the head・団長への道』〜一回生の章〜 拾弐

〜一回生の章〜 拾弐

 冷たいコンクリートの階段を上がると目の前に青く繁った芝生が広がっていた。その後ろには手書きで味のあるバックスクリーンが幾多の名勝負を見届けて来たかのように威風堂々と立っている。外野席は全て芝生、のんびりした風景。そして自軍のスタンドに目をやると、のんびりした風景が一変しほぼ満員の観客で埋まっていた。
 なんだ?甲子園の予選でも大会決勝でもないのに…その光景に驚きながら相手(名電側)を見るとなんとガラガラ。昔の川崎球場のようだった。“中京は人気があるんやなぁ”と感心してると二年のナカシマが「配置せえや!」と怒鳴った。
 初陣で右も左も分からず躊躇してる俺達は他の二年に引率されスタンドの階段や通路にバラバラに配置された。

 俺の横には100人を越える野球部の一年が座ってる。同じクラスの野球部員が俺を見てニコリとしてた。新野球部員にとっても今日が初の試合観戦で期待に満ちあふれた表情で座っているが、そいつらが俺達までをも見ていると思うと極度の緊張感に覆われタマキンが天まで上がってしまった(そんなわけあるはずないけどね)。
 ふとスタンド最前列に目をやると例の二人がOBらしき男にペコペコしてる。OBらしき男がニヤリと笑った。“なななんじゃぁ、ありゃ!?”笑った男の歯はその約7割が金歯と銀歯に装飾されロレックスのコンビのように豪華に光っていた、というより“007”の宿敵[ジョーズ]そっくりっていうか。

 俺達が自然体を組み立っているとナカシマからハクタイ(白い手袋)装着の合図。間もなく始まる試合に緊張が高まる。しばらくすると一塁側から黄色のトレーナーに紫の鉢巻きをした名電の応援団風の生徒が3人歩いて来た。名電には応援団が無い、従って生徒会か野球部員から作る急造応援団ということになる。風格も厳つさも全く無い。そんな連中が中京側のスタンドに来るという事はスラム街に迷い込んだ日本人観光客の心境だろう。
 この儀式は応援団間で必ず行われる試合前の挨拶である。挨拶は歴史の古い応援団に歴史が浅い方が出向くのが常である。我が中京は県内はもちろん東海圏でも歴史は一番古く全国でも第四位に位置していた。あの悪魔二人組は第56代にあたる。

 この挨拶で試合前と後のエールの順番を決める。通常先攻チームが先にエールを振り、勝利チームが先にエールを振る。しかし中京にはそんな打ち合わせはいらない。何故なら後攻だろうが負けようが必ず先にエールを振るという不文律が出来上がっているからだ。だから応援団のある古豪、強豪校は「本日は宜しく」と挨拶をして帰るのだが名電の急造応援団はそれを知らずあの二人を怒らせてしまった 「押忍、名電応援団々長〇〇ですが、先攻なので先にエールを振りますがよろしいですか?」
 その言葉に真っ先に反応したのはオオツカだった。目を血走らせ血管がメロンの表面(あるいはキャン玉袋)のように浮き上げ立ち上がった!
「クゥオラ〜、今なんて言ったんだぁぁ〜、あ?この電気坊主〜!」
 ちなみに「電気坊主」とは名電生のあだ名。この電光石火の恫喝に後退りする名電生。
「あの…その…えっ?」
 じわりじわりと詰め寄るオオツカとスタンドの雰囲気に顔面蒼白の三人組。それをニタニタ見ていたヨシダがここぞとばかりに立ち上がる。
「おい、おみゃぁさんたらぁよ〜どこぞの学校にもの言っとりゃぁすきゃ。わしら中京だがね、先攻後攻、勝ち負け関係無しでエールは中京が先に決まっとるぎゃぁ。覚えとけドたわけがぁ〜。分かったらちゃっと帰って応援のまね事でもしとけっ!」
「ししし失礼しますっ」名電生は慌てふためき自軍スタンドへ。
 へっへっへっ、バ〜カ。オオツカが得意満面で笑った。

 グランドでは中京のノックが始まった。初めて見る立ち襟付きのユニフォームは痺れるくらい格好よかった。それとツバが上がった帽子渋すぎる。そんな選手に見とれているとナカシマから次の号令が。「九人エールだ」。九人エールとはその日の先発選手の名前をコールして応援する一発目のエールである。それと同時に団旗を揚げる合図も出る。ピッチャーから順にライトまで最後はフレーフレー中京で締める。
 俺達の初陣が始まった!選手の名前を大声で叫び力いっぱい手を叩いた。両校のノックが終わり最後のグランド整備が始まった頃、団長ヨシダがスタンド最前列中央に立ち上がり、両手を揚げ口上を発した。
「中京ファンの皆さん、並びに先輩生徒諸君。本日は我等中京高等学校に絶大なる御声援をお願いします!」
 この口上を合図に回りの人達に「よろしくお願いします!」と何度も頭を下げ応援をお願いする。万雷の拍手の中「校歌〜、よお〜い!」のヨシダの号令に「ド〜ン!」と太鼓が鳴る。とうとう俺達が練習に練習を重ねたデビュー曲校歌の初披露だ。音程もコブシもビブラートも無い。
 ただただ大声でがむしゃらに歌った。校舎や階段で歌った感覚とは全く違う爽快感が体を抜けた。

 投球練習場のマウンドを見ると未だ現役で頑張る『ハマのオジサン』こと名電のエース工藤が立っていた。
 アンパイアの手が揚がった
「プレーボール!」
 俺達のバカな青春も幕を開けた。

<続>



パラダイス

ふと、地元にあるカラオケのことを思い出した。

その名も『パラダイス』。

この前地元に帰ったとき、つぶれていた。

思えば初めて行ったのは小学生高学年。
それから高校生まで随分お世話になった。

一室一時間1000円。
フリータイム最大7時間3000円。

夫婦で個人経営している、ひっそりとはずれに建っていた
学生時代の思い出がつまったカラオケ屋さんでした。

地元を離れていると、
『~がつぶれた』だの、『~が出来た』だの、
そういう話を耳にすることが多いです。

いい話をたくさん聞けるようになったらいいなぁ。



退職

今年春、父が定年退職をすることになった。

口下手で、口を開けば質問攻め、嫌味ばかり言う父に反抗していた時期もあったが、
今まで真面目にこつこつ働いて家族を養ってくれたことに本当に感謝している。

銀行員としてずっと働いてきていたが、
昔目指していた夢は違うものだったということを、
少しだけ話してくれたことがある。
東京で数年働いたが、肌に合わないといって高知に戻って働いていた。

・・・

そんなあなたの娘は高知から大阪、そして今東京にいます。
私が東京に行くことを第三者から知ったとき、ためいきをもらしたと聞きました。

心配かけてごめんなさい。
でも、もうちょっとだけ自分のやりたいようにがんばってみます。

ありがとう。
今までお疲れさまでした。



結婚式の幸せ

友人の友人が来月結婚することになったらしく、
ウェルカムボード用のウェディングイラストを描かせてもらうことになりました。

ウェルカムボードを描くのがさりげに夢だったので、うれしいです。

幸せっていいですね。

私の知っている方々というわけではなくても、
同年代の人が「結婚」というとちょっと身近な感じで
幸せそうな二人を想像するとなぜか自分までうれしくなります。

なんかこっちまで幸せが伝染してくるような気がします。
伝染したらいいな~

結婚式がうまくいきますように・・・

少しでもイラストを気にいってもらえますように・・・





buke.jpg
ブーケとってみたい。





2008/05/07

GW

2008/04/28

『the head・団長への道』〜一回生の章〜 拾弐

2008/04/28

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2008/04/23

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2008/04/22

結婚式の幸せ
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